Latteria BeBe

一年中多くの観光客でにぎわう、神奈川県鎌倉市。悠久の歴史の中で多様な文化を育んできたこのまちは、食の文化もとても豊か。飲食店の数々は鎌倉の顔であり、まちを訪れる人にも暮らす人にも愛されています。

鎌倉駅西口から続く御成通りにも多くの飲食店が立ち並びますが、その小道を入り細路地を進んだ静かな一角に、古民家をリノベーションした一軒家レストランがあります。駅からは徒歩2分ほどの場所にある、フレッシュチーズと薪窯ナポリピッツァを求めて予約が殺到する「Latteria BeBè Kamakura」です。

今回ご紹介する返礼品は、「Latteria BeBè Kamakura」がお届けする「ジャパンチーズアワード受賞チーズセット＋マスカルポーネ」。併設された工房で日々つくられるフレッシュチーズは新鮮そのもので、遠方から足を運ぶファンもたくさんいます。レストランでは、このチーズを使ったピザや料理を、ゆったりとした空間で寛ぎながら楽しむことができます。

お話を伺ったのは、代表の山崎 大志郎（やまざき だいしろう）さん。元々日本でイタリアンの料理人をしていた山崎さんは、ある時もっと現地を知りたいと思いイタリアのプーリア州に渡ります。「せっかくイタリアに来たので、ここでしか学べない特別な何かを身に付けたいなと思ったんです。イタリア特有の食文化ってなんだろうと考えた時に、チーズがあったんですよね」。イタリアのまちにはまるで昔の日本の豆腐屋さんのようにフレッシュなチーズ店がそこかしこにあり、食卓には毎日必ずチーズが並ぶ。そんな風景を目の当たりにし、山崎さんの心は決まりました。

勤めていたレストランにすぐに相談してチーズ店を紹介してもらい、チーズ職人の道へと進んでいきます。チーズへの探究心は日に日に大きくなり、帰国後も尊敬する職人のいるチーズ工房で働き、技術指導を仰ぐなど熱心に追求していきました。

修業期間を経て、2015年にピザ職人であるお兄さんと「Latteria BeBè Kamakura」をオープン。山崎さんは出身が横浜で、もともと鎌倉はサーフィンしによく訪れていた大好きなまちでした。「イタリアのようにお客さんとお店の距離が近くて、地元の人が自慢できるようなレストランを作りたかったんです」と、山崎さん。今や、鎌倉を代表する人気店です。

店名の「BeBè」とは、イタリア語で「赤ちゃん」という意味。「今回の返礼品にもあるモッツァレラチーズは、丸くてもちっとして白くて、まるで生まれたての赤ちゃんみたいなんですよ」と山崎さん。ちょうど山崎さんにお子さんが生まれたタイミングでもありました。

「観光客の方にも、まちで暮らす方にも、同じように楽しんでほしいと思っています。地域の一員として、皆さんに応援してもらえるようなお店を、これからも作っていきます」

山崎さんの想いはしっかりとまちに届き、今日も「Latteria BeBè Kamakura」はたくさんの人でにぎわい、本物のチーズをカジュアルに楽しむ人たちであふれています。

そんな「Latteria BeBè Kamakura」のチーズは、横浜市瀬谷区にある牧場から届く搾りたてのミルクを使用した、ミルキーでジューシーな逸品。鎌倉の工房で、殺菌からパッキングまでのすべてを一つひとつ手作業で丁寧に行っています。「そのまま食べてももちろん美味しいですし、癖がなくて食べやすく、お肉やトマトに合わせることで他の食材を引き立ててくれる、そんなチーズです」と、山崎さん。

今回の返礼品は、柔らかいタイプも硬いタイプも、さまざまなチーズの魅力を楽しんでほしいという想いから、複数のチーズをセットにしてお届けします。

モッツァレラは、手でちぎって、塩をかけてそのまま食べるのがおすすめ。大きくかじることで、モッツァレラのミルキー感を楽しむことができます。一番人気のブッラータは、山崎さんが経験を積んだイタリアのプーリア州が発祥の地。少し塩を振って、酸味のあるフルーツと合わせてどうぞ。

マスカルポーネは、トーストした薄いバケットに塗って、その濃厚さを引き立てる柑橘系のジャムと合わせる食べ方がおすすめ。ゴーダチーズは、薄くスライスして断面を空気に触れさせることで、香りを立たせてみてください。